宅建業法を制する

宅建試験は4つの分野から構成されています。


みなさまはどの順番で学習されていますか?


私のオススメは、宅建業法→民法→法令の制限→税その他です。


50題中20題は、宅建業法からの出題です。


20問のうち満点を取れば、合格基準の7割(35点)に到達するには、他の3分野で15点を取ればOK。


満点は無理だとしても17~18点とれば、残り18点で済みます。


そう考えると、少しは合格できそうな気がしませんか?


宅建業法は86条の条文から構成されていますので、比較的範囲は狭いです。


対して、民法は1044条あります。


範囲が狭いのに20問も出題されるということは、つまり毎年言い回しを変えて、何度も同じようなことが問われているということです。


頭で考えて解くことが必要な民法に比べ、宅建業法は暗記に頼ることができます。


暗記が苦手な方もいらっしゃると思いますが、暗記の近道は「とにかく繰り返すこと」。


過去問を何回も解いていれば、おのずと出題パターンが読めてきます。


宅建業法を得意分野にすることが、1番合格への近道です。


ただし宅建業法ばかりに力を入れすぎてもいけません。


2月だと本試験まで、まだまだ余裕のある時期なので、知識の定着に時間のかかる民法も読み進めていきましょう。


民法は理解が必要な分野です。


暗記科目のように、すぐに問題が解けるようになったり、点数が上がったり、なかなか効果は出ないかもしれませんが、ある日からグッと理解が深まります。


ただし民法は深追いしないように…


1044条の民法を完璧にするより、86条の宅建業法を完璧にした方が、合格への近道です!